現場を支える「教育」のリアルと、新卒社員が語る「研修」の魅力。
生活の基盤となる住まいを支える仕事に、期待と不安を抱く新卒の方は多いかもしれません。具体的にどのような研修を経て現場に立つのか、イメージするのは難しいですよね。そこで、実際に新人教育を担当する管理職と、入社1年目の若手社員にインタビューを実施。大松の教育体制や、現場で活きている研修のエピソードを伺いました。
<お話を伺ったのはこの方々!>
● 管理本部 人事課 次長:新屋敷 克之 さん
● 大阪北支店 営業四課:中山 勇作 さん
● 大阪北支店 営業一課:佐々木 志門 さん
【なぜこの会社は人が辞めないのか?!】大松の社員にインタビュー 🎤
新卒の定着率を支える「相談しやすい」環境づくり
——まず、新卒の定着率について教えてください。
新屋敷さん:弊社の新卒離職率は、3年以内でいうと大体13〜15%ぐらいで推移しています。世間一般で言うと、かなり定着している方なのかなと考えております。
——その高い定着率の理由はどこにあるとお考えですか?
新屋敷さん:弊社は新卒採用をずっと継続していますので、どこの部署に行っても大体歳の近い先輩がいる、という環境があります。私自身も含めてですが、上司と部下の距離感が非常に近く、悩み事などを相談しやすい土壌がある。そういった昔からの社風が、定着に寄与しているのではないかと考えています。
ビジネス現場の基礎から学ぶ、20日間の本社会社研修
——新人研修についても力を入れていると伺いました。
新屋敷さん:はい。4月に入社してから20日間、本社に集まって一括で研修を行います。ビジネスマナーから始まり、会社の成り立ち、そして仕入れ先であるメーカー様から直接商品の研修を受けるなど、多角的なカリキュラムを組んでいます。
——その期間、新屋敷さんが一番大切にしていることは何でしょうか?
新屋敷さん:まずは同期同士の結束を深めてほしい、ということですね。人事課の方で考えたカリキュラムを通じて、同じ年にスタートを切る仲間としての繋がりを強固にしてもらうことを、一番の目的としています。
住活協主催の「OJTトレーナー研修」で、教える側のスキルも底上げ
——「OJTトレーナー研修」についても教えてください。
新屋敷さん:住活協が企画している新人教育を行う社員向けのOJTトレーナー研修という活動があります。建材業界全体で、後輩をどう指導して伸ばしていくか、そのためには教える立場の人間がいわゆる「教えるスキル」を持っていないといけない、という考えからです。
——教える側の教育も重要だということですね。
新屋敷さん:はい。教育する側の人間が、自分の役割や責任を正しく認識し、アップデートしていく。その底上げをしないと、せっかくの新人教育も意味がなくなってしまいます。今回は同業他社の人事や企画職の責任者や担当者、そして営業職の方々と一緒に受講したのですが、彼らの情報や想いを聞くことができたのは、私としても非常に有意義な研修になったと感じています。
新入社員研修時のエピソード:フランクな雰囲気と「卵」の教え
——中山さんは、(大松の)新入社員研修を受けてみていかがでしたか?
中山さん:最初は「商品の勉強ばかりで堅苦しいのかな」と思っていたのですが、想像以上にフランクな雰囲気でしたね。まずは同期同士の仲を深める内容が中心だったので、気負わずに楽しく参加できたのが印象に残っています。
——佐々木さん、20日間の研修で特に印象に残っていることは?
佐々木さん:階段から構造物を使って卵を落としても割れないように工夫する、というワークショップ形式の研修が一番印象的でした。「入社してこの時間は仕事じゃないみたいだな」と感じたのですが(笑)、それぞれの発想を出し合って一つの形にするプロセスは、仕事の本質にも通じる学びがあったなと、今振り返ると思います。
失敗を恐れず、「すぐに一人前」を求めないメッセージ
——最後に、これから入社する新卒の方へメッセージをお願いします。
新屋敷さん:不安な中で取り組まれると思いますが、すぐに一人前になろうと焦らなくていいよ、と伝えたいです。例えば自分で何かをして失敗するのは当たり前で、むしろ逆。失敗していい早い段階で、どんどん挑戦してほしいと思っています。周りがしっかりフォローしますので、安心して取り組んでいただければ嬉しいです。
【Pick Up】業界全体で「育てる力」を養う、住活協のOJTトレーナー研修
今回のインタビューで新屋敷さんが触れていた「OJTトレーナー研修」は、一般社団法人住活協(全国住宅産業地域活性化協議会)が主催する、教育担当者のためのステップアッププログラムです。
建材業界において、新人の定着は大きな課題です。住活協では「教わる側」だけでなく、「教える側」のスキル向上こそが、若手が安心して長く働ける環境づくりの鍵であると考えています。
この研修で学べること
・指導の言語化:自分の経験から感覚で伝えるのではなく、理論を組み合わせて「形式知」に変換し教える手法を学びます。
・心理的安全性の構築:新人の「当たり前」に寄り添い、「分からない」を素直に言える関係性の作り方を習得します。
・業界ネットワーク:他社の教育担当者と交流し、共通の悩みや成功事例を共有。「この方法でいいのだろうか」という日々の悩みから脱却できます。
「すぐに一人前にならなくていい」という大松の温かい社風を支えているのは、こうした指導側のたゆまぬアップデートがあるからこそ。住活協はこれからも、研修を通じて「住まいの未来」を担う若手と、それを支える先輩たちの架け橋であり続けます。