「自分はどんな仕事に向いているんだろう?」
就職活動を進める中で、誰もが一度は考えること。今回、建材業界をリードする3人の経営者が、そんな皆さんの疑問に答えるべく本音で語り合います。「スキルよりも大切なこと」とは?そして、一見地味なイメージの業界に隠された「意外な魅力」とは?
第一線で活躍する人たちの共通点から、あなたに合う働き方のヒントが見つかるかもしれません。事業創造の面白さと人の温かさが交差する、建材業界のリアルな姿に迫ります。
出演者紹介
株式会社 スペースパーツ山形
松田 卓也(まつだ たくや)さん
株式会社 ジツダヤ
友松 正護(ともまつ しょうご)さん
株式会社 ミヨシ産業
谷野 利宏(たにの としひろ)さん
1. 「ただの卸し」じゃない!経営者が語る建材ビジネスの広がり
「建材の卸し」と聞くと単調な仕事を想像するかもしれませんが、社長たちは「それは入り口に過ぎない」と口を揃えます。建材を起点に、木材加工、屋根や壁の工事、さらには不動産まで、住宅産業のあらゆる分野に事業を広げていけるのが、この業界最大の魅力。
様々な業界の人と会い、多くの情報に触れながら、それらを組み合わせて「新しいビジネスモデルを創れる可能性に満ちている」と、その面白さを熱く語ります。考え方一つで、仕事の幅は無限に広がるのです。
2. 社員旅行はマレーシア!?風通しの良さが生む確かなチームワーク
仕事のやりがいも大事だけど、やっぱり気になるのは社内の雰囲気。対談では、各社の社員旅行の話で大いに盛り上がりました。「ハワイに行った」「今年は金沢へ」「次はマレーシアに行く予定」など、行き先は様々ですが、共通しているのは社員同士の仲の良さ!
コロナ禍を経て、若い世代から「社員旅行に行きたい!」という声が上がってくるという嬉しい変化もあったそう。もちろん参加は強制ではありませんが、こうしたイベントが風通しの良いコミュニケーションを生み、仕事での強いチームワークにつながっています。
3. スキルよりマインド?経営者が語る「こんな人と働きたい!」
「一緒に働いていて楽しいと思える人がいいですね」と、ある社長は語ります。それは単に明るいということではなく、「当事者意識」を持って仕事に臨める人のこと。指示を待つのではなく、自ら考え、準備して動ける「能動的な姿勢」が、仕事の質もスピードも変えていくと言います。
3人の社長が共通して大切だと語るのは、「素直さ」「前向きさ」「誠実さ」といった人間性の部分。「失敗を恐れず挑戦してほしい。そこからの学びが成長につながる」と、若手のチャレンジを歓迎する声も。スキルや知識は後からついてくる、まずは誠実に仕事に向き合うマインドが何より重要です。
4. 地道な誠実さが信頼に。若手がチャンスを掴むリアルな働き方
建材業界で実際に活躍しているのは、どんな人なのでしょうか。社長たちによると、実は「第一印象は少し控えめでも、地道に誠実に仕事に取り組む人」が、お客様から絶大な信頼を得ていくケースが多いそう。
また、自分の知識やノウハウを「周りの仲間や後輩にきちんと教えられる人」こそが、会社を強くする重要な存在だと語ります。ある企業では、新入社員が後輩のために自主的にマニュアルを作成したというエピソードも。専門知識がなくても、若手のフレッシュさと一生懸命さが評価される。それが建材業界のリアルです。